東南角部屋二階の女
渋谷のユーロスペースで「東南角部屋二階の女」を観た。西島秀俊演じる主人公は、父親が残した借金を返済するために、祖父の土地と、古アパートを売却しようとするのだが…
ひょんなきっかけで、加瀬亮演じる同僚と、お見合い相手の竹花梓がアパートに転がり込んできて、売るに売れなくなる。そのアパートは祖父の知り合いの料理屋の女将が管理しているのだが、実はその女将は…
映画のタイトルになっているアパートの東南角部屋はあかずの間になっていて、加瀬亮が押入れの穴からとなりを覗こうとする。ユーロスペースのもう一つのスクリーンでは、同じく西島秀俊主演の「真木栗ノ穴」をやっていたが、たまたまなのかもしれないが、隣の部屋を覗き見するところに類似性がある。「真木栗ノ穴」は去年の東京国際映画祭で観たのだが、一年たってようやく公開となったようだ。
設定が似ているので、「真木栗ノ穴」同様ちょっとホラーじみた話かと思ったが、そんな要素は全くない、ハートウォーミングな話だった。竹花梓は、「DISTANCE」とか「ゆれる」とかに出演していたそうだが、ちょい役であまり印象は残っていない。主役に近い役で演技をするのは本作品が初めてではないかと思うが、自然な感じがなかなか良かったと思う。
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