パリのANATOMICAで、ALDENの靴を買った。コードバンのモディファイドラストのサドルシューズ。
写真のように全体はダークブラウンでしぼ加工されたグレインレザーで、サドル部分は同色のスムースレザーになっているので、一見するとサドルシューズのように見えない。通常のプレーントゥと同じように、スーツに合わせても違和感は無いと思う。メンテナンスも楽そうである。
ソールは、雨の日も大丈夫なwaterlock仕様レザー。通常のレザーより柔らかいのもいい。
さて、問題はサイズ選びである。アナトミカでは、足のサイズを専用のゲージで測定して、サイズを決めてくれるのだが、かの有名な店長直々に測ってもらったところ、僕が普段選んでいるサイズよりもハーフサイズ大きかった。ウィドスも現在国内で流通しているのはDサイズだが、アナトミカはEサイズを扱っている。
試し履きしてみたところ、かかとが抜けるということは無かったが、少し余裕がある感じなので、普段はこれよりハーフサイズ小さいものを選んでいると伝えたところ、「お前のサイズはこれだ。我々はシューフィッテングのスペシャリストだ。このゲージを信じろ。」と強い口調で薦められた。店長は、そのとき僕が履いていたニューバランスのサイズを確認して、これは小さすぎると言い放った。靴の中で、足の指が自由に動かせるのが良いということだった。押しには弱いので、そこまで言うのならということで、言われたとおりのサイズを選んだ。
確かに普段履いている靴は、若干きつめを選んでいる。もちろん履きこんでいるうちに広がってはくるが、それでも靴ひもきっちり結ばなくても、かかとが抜けないくらいのサイズを選んでいる。多分、靴好きな人ほど、ジャストフィットにこだわってきつめを選ぶ傾向が強いと思う。はたして、オールデンのモデファイドラストの場合は、どちらが正しいのか?
まだ、買ってから1カ月程度だが、ソールの反り返りも良くなり、大分足になじんで履きやすくなってきた。どちらが正解かは、もう少し履きこんでみないと結論は出せないが、現時点では、ハーフサイズ上でも特に問題は無かったと思う。ちなみに飛行機に乗って、靴を脱いで着陸前に履こうとすると、このサイズでもかなり靴ひもを緩めないと履けない。
価格に関しては、アナトミカの特注品なので日本で同じものは無いが、日本でラコタハウスやセレクトショップで同タイプのものを買うよりは1~2万円安いと思う。アナトミカでは、コードバン以外にも、カーフレザーやスウェードも扱っているが、そちらはさらにお値打ち価格だった。
アナトミカは想像していたより、ずっとこじんまりした店で、所狭しと商品が並べられている。昔からある町の仕立屋さんといった感じの店だった。僕が訪れたときも、なじみ客と思われる犬を連れたお婆さんがトリッペンを選んでいて、とてもアットホームな感じのいい店だった。
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